のせて蒸すだけ、おいしくてヘルシー
ヘルシーでおいしく仕上がり、お手入れもラク。せいろ料理の基本を知れば、毎日の食事作りが楽しくなり、時短が叶います。料理家の中川たまさんに、せいろの魅力を教えていただきました。
INTRODUCTION
美容や健康志向の女性を中心として、「せいろ」の人気が高まっています。「せいろ」とは竹や木で作られた蒸し器で、昔から日本料理や中華料理で広く使われてきました。
「私の母は電子レンジを一切使わず、せいろでいろいろな料理を作ってくれました。私も現在、主菜や副菜の調理はもちろん、ご飯やおかずを温め直すときもせいろを使っています。せいろは日常生活に当たり前にある調理道具で、わが家の料理には欠かせません」
そう語るのは、料理家・中川たまさん。中川家のキッチンには、大小さまざまなせいろが並んでいます。
CHARM
「いちばんの魅力は、食材のうまみを凝縮して、引き出してくれるところです。肉や魚はしっとりとして風味が増し、野菜は本来の甘みが引き出され、栄養も逃しません。冷えたパンも冷凍ご飯も、驚くほどふっくら温まります」
油を使う頻度が少ないのもヘルシーと言われる所以です。
「せいろの底に空いた穴から、肉の脂や食材のアクなど余計なものが下に落ちるので、カロリーオフになりますよね。野菜は蒸すとかさが減るので、生サラダよりもたっぷり食べることができます。そういう意味ではたくさん食べてダイエットしたい人にはぴったりではないでしょうか。もうひとつ、湯気が全体を巡って蒸し上げるせいろ料理は、炒めたり揚げたりする調理法と違って、料理を焦がしてしまう心配がありません。お料理初心者でも、失敗することなく、おいしく作れますよ。」

せいろ調理の基本はとてもシンプル。❶下ごしらえ ❷蒸す ❸仕上げの3ステップで完了です。鍋で湯を沸騰させ、その上に食材を入れたせいろをのせたら、ほったらかしにしてOK。2段重ねをすれば同時に何品も作れますし、鍋やフライパンの前につきっきりにならなくていいので、その間、他の作業ができます。
1つ持っていると便利なのが蒸し板。いろいろなサイズがあるので、手持ちの鍋に合わせて選びましょう。
食材をせいろに入れるとき、料理によっては敷物を利用する場合があります。汁も油分も少ない野菜はそのまませいろに入れても問題ないのですが、汁を素材に染みこませたいものはクッキングシートを、肉の余分な脂を落としたいときは穴あきクッキングシートを敷いて蒸します。いろいろなタイプが市販されているので、せいろのサイズに合わせて購入するといいでしょう。また、敷物を敷くとせいろ自体が汚れないので、お手入れもラク。忙しいときほど、せいろに助けられます。せいろは様々なサイズ(直径15~27cm)があります。家族構成やライフスタイルに合ったせいろを使って、豊かでヘルシーな食卓をお楽しみください。
せいろの保管は、湿気が少なく風通しのよい場所で。
お手入れの基本は、濡らしてしっかり絞ったふきんで拭くだけ。
